仕事の内容や雇用条件は勤務先によって違います。それでも概して、給料の多さは特徴的だと言えます。期間を決められているからこそ、最も重要になるのがいくら稼げるかということです。よく比較されるのは派遣で働く人たちですが、彼らよりも給与面で待遇がよく、数々の手当が支給されることで充実度が違ってきます。入社すれば祝い金が出るところが多いです。数十万円を用意している会社さえあります。ボーナスも忘れてはなりません。区切りの期間を働き終えると、満了慰労金や皆勤手当をもらえることがあります。同じ種類の仕事をくり返し、業界を渡り歩いていると、経験値が上がってきます。そういった人材は貴重なので、経験手当の支給も期待できます。長く働くほど期間工の良さを実感できるということです。
いくら稼いでも出費が大きければ意味がありません。しかし、期間工の場合は、自宅から通うのが困難であれば、寮に入ることができます。ほとんどが無料で利用できるという点が特徴的です。環境にも配慮があり、狭い部屋にいくつかベッドが置かれてある、といった合宿所のような状態ではありません。個室ワンルームが基本で、水道光熱費は会社が負担します。テレビや空調、冷蔵庫や洗濯機の費用もかかりません。食事代金を補助しているケースが大半ですし、月額支給する会社もあります。それに加えて正社員として雇用される可能性があります。契約期間を充分に使って働き、会社側に力量と経験をアピールすることができれば強い信頼に繋がるのです。どこの会社でも有能な人材を探していますから、長期の契約ができたときは、正社員になることを目標にして働くのも動機付けになります。